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民主党政権に放置される沖縄基地問題

  わるい予感はあたるというが、民主党政権の最近の醜態は眼を覆うばかりである。ごく最近だけでも、尖閣諸島問題にはじまり、APECでの世界へ向けた恥さらし、「適材適所内閣」と謳った閣僚がつぎつぎに密約をしたり、不適切発言をしたり、と枚挙にいとまがない。いまでは当初は民主党に対して必要以上とも思えるくらい好意的であった評論家たちでさえもが、痛烈な民主党批判に転換しはじめた。いまさら私がとやかく言う必要もないくらいに、すでに話題はつきないようだ。かつての自民党政権も、かずかずの失政があった。しかしそれは55年間近くにわたる長期間に少しずつ発生したものであった。民主党はまだ政権をとってわずかに15カ月未満であるのに、驚くほどたくさんの失政を積み重ねた。よくもまあ、これだけ短時間に高密度でムチャクチャができるものだと呆れる。あと2年あまりこの政権が続くと、わが国はどれだけ傷むのだろう。

ここではひとつだけメディアでも話題にされていないことを記したい。沖縄基地問題である。

  昨年秋政権を掌握した鳩山政権は、ごく短時間のあいだに日米関係を目茶苦茶にした。そして「基地は海外へ、最低でも沖縄県外へ」などと、なんの目処も目算もないことを言い募って沖縄県民を翻弄した。それを受けた菅直人首相は、なによりも沖縄への対処を高い優先順位で行うことが至極当然のはずである。

  もうすぐ沖縄知事選挙が行われる。これに対して、民主党はいずれの候補も支援しない、という。これは沖縄問題を放置していることを意味する。アメリカと合意した「基地の移転先の決定」は、約束の期限をとうに過ぎ、いまだになんらの目処も立っていない。菅政権は、この問題をいったいどうしようというのか。もちろん簡単な問題ではない。だからこそ、真剣に継続的に対処することが必要なのである。

  ところが、菅直人首相はいまだに一度も沖縄を訪問していない。新聞で菅首相の日々の行動をみると、さまざまな人々と会食をしたり、懇談をしたりしている。さらに、ぶらさがり記者会見でも明らかなように、日々「大臣に指示した」、「検討をはじめさせた」など決まり文句だけで、すべての問題や政策に対してなんらの具体的方針の表明がない。自らはなんらのアクションもとらずに、担当大臣やスタッフに任せきりである。

  すべての問題を官房長官や担当大臣などに任せているのだから、菅首相自身はヒマである。その一方で沖縄問題は、なによりも首相自らが発言し、行動することが求められているし、実効がある。なぜ自ら沖縄県民に向き合わないのか。

  菅氏に首相としての資質や能力がないことは、もはや致し方がない。それでも、それなりに懸命に努力をするなら、沖縄県民も国民もある程度は納得することもできよう。能力もない、努力もしない、というのであれば、国民のために一日も早く辞任して政権を明け渡すべきである。(2010.11.21)

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