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エル・グレコ展 国立国際美術館 (3)

Photo   「聖衣剥奪」(1605) は、私も以前どこかで見た覚えがある。キリストを取り囲む兵士たちが、キリストの聖衣を奪い取る。聖衣は、受難を象徴する赤で描かれている。説明によると、キリストの顔の位置よりも高いところに多数の兵士・群衆の顔が描かれていること、左手前方に世俗的な雰囲気のマリアが3人も描きこまれていること、などが宗教者の間で問題となった、という。
  これらの他にも、聖書の記述者ヨハネ、最初の殉教者パウロ、教会の頭ペテロなど、キリストの十二使徒、さらに聖ドメニクス、聖フランチェスコなどの聖人たちを個別に丁寧に描いた作品が多数ある。いずれもエル・グレコが独自に解釈する人物として、いわゆる宗教画の枠を超えて、直接観たことがないはずの人物の肖像画として生き生きと描かれている。
  また、エル・グレコは、複数の「十字架のキリスト」という絵を描いている。従来は十字架に磔にされ、うなだれているキリストが描かれていのを、エル・グレコは顔を上に向け、法悦の表情を浮かべ、身体もSの字形の優美な曲線を描く、新しいキリスト受難のポーズを開発している。

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