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現代絵画のいま 兵庫県立美術館(下)

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  平町公の作品は、神戸の街を鳥瞰的に、一辺が数メートルもの大きな絵として描く。離れてみると、まるで地図を書き直したような絵だが、近づいてよく見ると、道を走る車や街を歩く人びとが細かく描かれている。ミクロにもマクロにも近づこうということらしい。
1_2  丸山直文の作品は、布にアクリル絵の具を染み込ませて、その染みのおもしろみを生かそうというものらしい。彩色した部分と余白の部分との組み合わせに妙があるのだろう。
  三宅沙織は、透明なシートのうえに絵具で絵を描き、それをネガフィルムとして印画紙上において、露光・焼き付けを行うという、フォトグラムという技法を使って作品をつくる。透明シートの絵に追加して、さまざまな日常の物体を置いて、一緒に画面上のコラージュを構成している。11

  これらの他にも、動画を使った映像作品もある。
  全体の印象・感想として、さまざまな試みをしていて、それぞれにおもしろいところはあるが、いまひとつインパクトや驚きが少ないように思う。たとえば、横尾忠則の初期の作品の強烈な妖しさあるいはエロチシズム、草間弥生の大胆な形と色あるいはエネルギー、など作家の個性を鮮明にイメージさせるものが足りないようだ。表現方法を工夫するだけでは、やはり強烈な印象までは導入できないということだろう。表現方法や技法の創造・工夫だけでなく、やはりモチーフとして斬新なアイデアを持ち込むことが必要なのだろう、と思う。

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