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クラーク美術館 ルノワールとフランス絵画の傑作 兵庫県立美術館(1)

  兵庫県立美術館で、「ルノワールとフランス絵画の傑作」と題した特別展が開催された。アメリカ・ボストン郊外にあるクラーク美術館所蔵のヨーロッパ近代絵画がわが国に公開されるのは、はじめての機会であるという。Photo
  クラーク美術館は、アメリカ東部のマサチューセッツ州の西端付近にある美術館で、絵画を含むさまざまな視覚芸術の教育・研究機関、絵画など美術作品の修復のためのセンターなどを併設する広大な施設である。創設者であるスターリング・クラークは、シンガー・ミシンの創業者の孫にあたり、技術者・軍人であった。祖父から相続した莫大な遺産をもちいて、若いころから、フランスの舞台女優出身の妻フランシーヌとともに美術作品の蒐集を推進した。1955年、念願の美術館を創設したのであった。マサチューセッツ州の中心都市ボストンは州の東端にあるのに対して、ここは西端に位置し、高速道路で3時間以上かかる遠隔地であり、深い森に囲まれた自然ゆたかな立地である。春は花が咲き乱れ、秋は紅葉が美しく、しかし冬の寒さと雪の深さは厳しい。美術や絵画を楽しむというだけでなく、恵まれた自然環境のなかで、芸術に関するさまざまな知的営為を行う総合的な施設として造られている。
  スターリングとフランシーヌの夫妻は、批評家や研究者の意見に頼らず、自分自身の鑑識眼と感性で作品を選択して、逐次購入・蒐集していったという。単に金銭的に豊かなだけでなく、カネの使い方を熟知した富豪の典型であった。
  2010年、美術館施設の増改築を行うにあたり、兵庫県立美術館設計したわが国の建築家安藤忠雄が参加することになり、またクラーク美術館の館長が兵庫県立美術館の蓑館長とが同じハーバード大学の学友であったこともあり、そうした縁からこのたびの特別展になったとのことである。なお、美術館の増改築は、現在進行中である。
  思い出せば、ちょうど1年前の今頃、この同じ兵庫県立美術館で「ピサロと印象派」展を鑑賞した。私にとって、1年ぶりの印象派である。

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