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「刑事コロンボ」

  最近BSテレビ放送で、30年以上前のテレビドラマ「刑事コロンボ」を放送している。ほんとうに久しぶりに見るのだが、少し見始めるとついつい引きこまれてしまう。
  イタリア系のパッとしない風貌の殺人課辣腕刑事が、知的レベルの高い、主に著名人の真犯人を巧みな会話で追い詰めていくという設定のドラマである。刑事もの、推理ものの類ではあるが、ほんとうの推理ものとも違う。少し考えれば、到底現実的とはいえない設定である。いくら刑事が巧みな話術を駆使するとはいえ、疑いをもたれた相手が、こんなにいろいろ自らしゃべるはずがない。その他にも細かく詮索すると、話の進展には細かい無理があることも多い。しかしそんな細かいことは、どうでもよいのである。コロンボ刑事を演ずるピーター・フォークと、犯人役で毎回ちがう役者が登場するその一流役者との、緊迫感あふれる、しかもユーモアがありウイットに富んだ会話のやりとりこそが見物である。高いレベルの漫才を楽しむようなものである。
  わが国でもこの「刑事コロンボ」の好評にならって、「古畑任三郎」や「相棒」などの刑事ドラマが制作され、キャスティングの良さもあってそれぞれに高い視聴率を獲得した。
  それでも、こうして本家本元の「刑事コロンボ」をみると、その会話の密度の高さ、間合いの良さ、会話の迫力など、どこをとっても、やはり本家には到底かなわないようだ。
  この主演俳優ピーター・フォークが、今年6月に83歳で亡くなった。あんなに若くてエネルギッシュな雰囲気だったのに、われわれも歳をとったということなのだろう。

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