足立美術館 島根県安来市(6)
日本庭園(上)
さて、この美術館の最大の特徴である広大な庭園である。美術館に入ると冒頭にガラス貼りの回廊があり、ガラス越しに「枯山水庭」が見える。ようやく秋めいてきた青空の下に、快晴の陽光に輝く鮮やかな緑がまぶしい。ひとめ見て、庭の手入れ・樹木の手入れが完璧であることがわかる。
少し進むと、回廊の左手に「寿立庵」という名の少し大きめの茶室があり、その周囲がこれまた独立の枯山水庭園となっている。この茶室は、京都の桂離宮の茶室「松琴亭」のイメージを写して、京都から雇い入れた工匠によって建てられたという。昭和56年(1981)、裏千家家元千宗室夫妻を招き茶室開きを行った。「寿立庵」の名は、家元の命名によるが、足立美術館の館名から「立」の文字をとったという。
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