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出石散策 (13)

酒蔵と出石酒造
 桂小五郎潜居跡の石碑がある宵田通りを東に歩くと、通りの南側に古めかしい酒蔵跡の建物が残っている。ここは江戸時代中期から城下町の酒造所があった場所である。
 300年ほど前に、ここに「かずかや門垣屋」という造り酒屋があった。このときの藩主が大層お酒好きで、この造り酒屋に「女にも年寄りにも飲める酒を造れ」と命じたという。果たして酒屋は苦心惨憺して醸造したが、そのお酒に藩主はいたくお気に召され「名前を『緑』にせよ」と書付にカツオをつけて酒屋に遣わした。この「緑」は、古い漢詩「杯に緑を浮かぶ無からずんば、いずくんぞ鬢に青きを留むるを得ん」からとったという。こうしてお酒は「緑」という名になった。

Photo

 明治維新が過ぎ、明治9年(1876)、出石の町を焼き尽くす大火が発生し、かずかや門垣屋の酒蔵も焼け落ち、すべてが失われてしまった。それでも銘酒「緑」は、出石町内にほそぼそと命脈を保ったらしい。さきの大戦が終わるころ出石町に3つ、但東町に2つ造り酒屋があった。それらが昭和18年(1943)に合併して、現在の出石酒造となった。この時にそれぞれの銘柄を整理して新しく名付けたのが「楽々鶴」という現在に残る地酒である。
 この「楽々鶴」は今もこの酒蔵で販売されているというが、私がここを訪れたのは、少し朝が早すぎて、まだ営業していなかった。

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