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映画『ドライビング Miss デイジー』 

  エティハド航空国際便の機内エンターテイメントで、映画『ドライビング Miss デイジー』を観た。1989年のハリウッド映画で、アカデミー賞作品賞他4部門で受賞した名作だという。
  さきの大戦直後のアメリカ南部アトランタを舞台に、モーガン・フリーマン演じる黒人運転手ホークと、富裕なユダヤ系老婦人デイジーとの心の交流を描くドラマである。
 貧しい境遇のなかまじめで熱心な教師として働いてきたデイジーは、息子の事業の成功でいまは富裕になったものの、決して成り金的なふるまいをしたくない。老いても自分でキャデラックを運転しようとするが、運転をあやまって隣家の垣根に突っ込んでしまう。見かねた息子は、母の反対を押し切って黒人運転手ホークを雇った。最初はホークを受け入れなかったデイジーだが、ホークの正直でまじめな人柄を徐々に認めるようになる。
 やがてデイジーのもうひとりの従僕であった家政婦のアイデラが急死して、デイジーはますますホークに頼るようになる。ホークは、デイジーにとって、信頼のおける面倒みのよい従者であった。
 あるときKKKによってユダヤ教徒が集まるシナゴーグが爆破されるという事件がおこり、黒人とともに迫害を受けるユダヤ人として、デイジーはマーチン・ルーサー・キング牧師の講演を聞きに行こうと息子を誘うが、息子は事業上の付き合いを考えて講演会同行を断った。デイジーにとって、ホークは息子以上に信頼する親しい友人となっていった。
 ある日、デイジーは認知症の症状を現す。やがて老人ホームに介護つきで入所したデイジーを、すでに引退した老いたホークが訪ねる。息子を追いやり、ホークとふたりだけで談笑するデイジー、この場面で映画は終わる。
 なによりホークを演じたモーガン・フリーマンの控えめでいぶし銀の演技が光る。デイジーを演ずるジェシカ・タンディも素晴らしい。彼女はこのとき80歳で、史上最高年齢でアカデミー主演女優賞を獲得したそうだが、老人のひとりとして私は、セリフを記憶し、身体を動かして素晴らしい演技ができる、ということに敬意を感じる。
 心がやすまり温まるヒューマン・ドラマは、いつの時代も良い。
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