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映画『ラ・ラ・ランド』

  2016年のハリウッドの話題を席捲した大ヒット映画である。映画に疎い私でさえ、タイトル名だけはしっかり頭に入っていた。
  時代背景は不可思議である。登場する風景や自動車などは1950年代を感じさせるが、一方で現代ITの典型たるスマートフォンが登場して、そこはかとなくシュールな印象を漂わせる。主演のエマ・ストーンは、現代的というよりはとても古風な容貌である。ストーリーは冬・春・夏・秋・5年後の冬、と5部構成となっていて、ストーリーの内容そのものは、昔からあったような映画女優とジャズ演奏家の夢多く、苦悩多く、儚く、しかし着実でもある恋愛物語である。
  女優の卵も、ジャズ演奏家も、ともに自分の夢や構想を大切にして譲らず、しかし挫折し妥協もし、それでも懸命に生きている。しかしその一方で恋には齟齬を生じ、結局は結ばれない。とても破天荒で現実離れしている雰囲気のなかで、語られる事実はまことに現実的でもある。誰もが大女優になるわけではないし、音楽家として成功できるわけでもないし、愛する人と結ばれるわけでもない。それでも、それらさまざまな要素が絡み合う現実に対しては、誰でも共感できる要素があり範囲がある。そういう意味で、さまざまな面でふわふわした、夢見心地のようでありながら冷徹な現実をも現しているこの映画に、それぞれが感銘をうけることができるのだろう。
  大変な好評を得たことも、たくさんの賞を獲得したことも、しっかり納得できる良い映画だと思う。

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