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映画『海賊と呼ばれた男』

  2016年末に公開された映画で、映画『永遠のゼロ』を制作したグループが再結集してつくった作品だという。
  戦前、小舟に乗って漁船用の軽油を海上で売りまくった田岡鐵造は、さきの大戦敗戦後、日本中の大部分が下を向いて絶望しているなか、日本の復興のためにきっと石油が重要になる、それを販売することに命をかける、と宣言する。とはいえ、売るための石油そのものがなく、止むを得ずGHQの要請に応えてラジオの修理などを手がけて会社の存続を図る。GHQから指令が出て、陸軍が秘匿していた石油を掘り出して販売することを認められたが、その石油はすっかり変質したとても質のわるい代物だった。それでも苦労して商品化し、ようやく石油の事業を再開することができた。
  しかしアメリカ資本は日本の石油単独事業を認可せず、アメリカ資本の傘下での石油業でないと認めない、石油を供給しない、という。田岡は自前のタンカーを購入し、苦労の末に独自の石油輸入ルートとして、イランからの原油購入の道筋をつける。
  戦前の起業からはじまる日本の民族系石油会社の伝記で、出光石油の出光佐三をモデルにした実話をベースにした百田尚樹の小説の映画化である。
  主役は岡田准一で、とうとう離婚した妻に綾瀬はるか、他にも近藤雅臣、吉岡秀隆、染谷将太、鈴木亮平、ピエール瀧、堤真一、國村隼、小林薫など、豪華俳優陣が脇を固める。
  会社の人間関係・同志愛、政府・業界やアメリカとの葛藤、家族愛など、要素は多い。つまりは成功物語だが、妻との離婚など苦悩もあらわされたドラマになっていて、やはり感動する。

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