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歳末の墓参

 歳末の快晴の午前に、明石に墓参した。若いころはなにかとせわしなくて、先祖供養にもあまり関心なく、年に1回ほど父母にともなわれて墓参すればよいほうという感じであった。26年前に父が亡くなり、そのときの遺言に、江戸時代からの多数の墓石を整理してひとつにまとめなさい、古くなった仏壇を更新しなさい、とあったけれど、仏壇の更新はなかなか実施する機会がなく、私が離職して母が養護施設に入居したあと、ようやく仏壇を入れ替えた。すると毎朝、自然に仏壇に向かって拝礼をするようになり、さらに2回のお彼岸、夏のお盆、そして歳末と、毎年4回の墓参が定例となった。父の遺言も、思った以上に私の意識を変えたようである。
 墓参のために毎年違う季節に同じところを訪れると、季節の推移とともに明石の町の様子の微妙な変化を特段意識するでもなく観察するようになる。瀬戸内気候のためか、冬も温暖で夏は風が涼しく、とても快適そうな町である。さすがにここ四半世紀ほどの間には随分変わったけれど、長らく古い町並みが残って暖かなノスタルジーに浸ることができるところであった。実際には住んだ経験もないのに、私にとってなんとなく故郷の風情を感じることができる場所なのである。
 しかし今年の夏、菩提寺のすぐ近くにあった古い市場が火災となり、長時間燃え続けて全焼するという事件があった。このたびその現場を訪れたが、工事用のような粗末なフェンスに囲まれた焼け跡は、まだほとんど手付かずの荒廃した悲惨な様子であった。こうしてまた、見覚えのあった景観がひとつなくなった。
 墓の両親に近況を報告して、そのあと近くの別のお寺の墓地に数年前に亡くなった従兄の墓にお参りして、いつものように海岸を散策して、昼食に菊水の寿司を食した。

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