2018年5月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
フォト
無料ブログはココログ

« ボストン美術館展 神戸市立博物館 (5) | トップページ | 坂東玉三郎初春特別舞踊公演 »

ボストン美術館展 神戸市立博物館 (6)

フランス絵画・下
Photo  ポール・セザンヌの「卓上のブドウとクルミ」(1890ころ)は、セザンヌらしい生命も動きも感じさせる静物画だ。セザンヌは「果物は、よく見ると私の目の前に現れるまでの自身の履歴を現していて、興味深い対象だ」として、好んで描いたという。たしかにこの作品も、果物の地味な色彩のなかに、その表面のちいさな傷も含めて、それら果物のそれぞれがそれまでに経験してきたことを探ろうとするかのように、きめ細かく丁寧に描かれている。Photo_2
 フィンセント・ファン・ゴッホの作品は、人づきあいが苦手で友人が少なかったゴッホが、たまたま親しく接した数少ない友人であった郵便取扱を生業とするジョゼフ・ルーランの肖像画と、その夫人の肖像画のペア作品2点である。ジョゼフの肖像は、朴訥で正直で暖かみを感じさせる人柄が現れている。ルーアン夫人の肖像は、一見不愛想な表情の背景に、花をちりばめた豪華な雰囲気の背景を配して、夫人の内面の豊かさを象徴している。ふたつの作品は、ともにこの二人に対するゴッホの親しみと愛情と暖かみを感じさせる。ルーアン夫人の絵について、ゴッホは「子守歌を思い出すような絵を描こうと思った」と述懐していたそうである。

Photo_3


人気ブログランキングへお気に召せばクリックください

« ボストン美術館展 神戸市立博物館 (5) | トップページ | 坂東玉三郎初春特別舞踊公演 »

美術」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1444830/72849715

この記事へのトラックバック一覧です: ボストン美術館展 神戸市立博物館 (6):

« ボストン美術館展 神戸市立博物館 (5) | トップページ | 坂東玉三郎初春特別舞踊公演 »