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ボストン美術館展 神戸市立博物館 (7)

アメリカ美術
Photo アメリカ美術は、古典というよりほとんどすべてが近現代美術とみてよいと思う。私がとくに好きなのが、ジョージア・オキーフである。「赤い木、黄色い空」(1952)は、永住するようになったニューメキシコの景観を象徴的に切り取り、抽象化と大胆な構図と色彩で描いた絵である。照り付ける強烈な陽光を黄色で描き、この地特有の赤っぽい樹木をまるで大きな鳥のように描き、しかも鮮やかな赤色に彩色する。アメリカの原始的な自然と、そこに生きる自分自身の心象を表している。「グレーの上のカラー・リリー」は、緑色の茎をもつ一輪のユリを描く。ユリの花の柔らかな優しい曲面がなんともなまめかしい。愛・性・死などの寓意を自然に感じる。ジョージア・オキーフ・ワールドだ。Photo_2
 ジョン・シンガー・サージェント「フィスク・ウォレン夫人と娘レイチェル」(1903)という作品がある。私はこの画家は初見である。画家はこの絵を請け負って制作に入るとき、夫人がお好みの緑色のベルベットの服を身につけていたのを、華やかさを描くために光沢のあるこのドレスに着替えさせたという。そのドレスの華やかさに負けない夫人の美貌を描き得たのも立派である。新大陸アメリカの活力・豊かさを表現したかったのだろう。
 トマス・エイキンス「クイナ漁への出発」(1874)という作品がある。小さな船で漁に漕ぎ出すが、強い風に帆柱が大きく傾く瞬間をとらえる。光の方向と陰影、船のバランスなど、かなり詳細に計算されたしっかりした構図と表現だと解説に記されているが、私にはそこまではわからない。
 フィッツ・ヘンリー・レーン「ニューヨーク港」(1855)がある。この画家も私は初見だが、当時のアメリカでは名の通った風景画家であったという。丁寧でしっかりした筆致だが、いまひとつ画家の主張が伝わってこない。

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