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映画「Rocket Man」

偉大な才能と並外れた不幸の融合
 イギリスの偉大なミュージシャンであるエルトン・ジョンの伝記的作品である。ミュージカルのように多くの音楽が流れるが、印象としては通常の伝記映画に近い。
 卓越した才能をもった人物が、きわめて理不尽ともいえるような厳しい不幸に遭遇したとき、そのすぐれた天分がさらに飛躍的に発展することがあるのだろうか。父親には愛されず、母の不倫を幼少期から見て、先天的になのか境遇からくる後天的になのか、ゲイであった。この映画では、彼がゲイになったことの原因が、父の愛情喪失と母の不倫による女性不信であったかもしれないと主張しているようにも見える。きわだって成功したミュージシャンには間違いないが、きわだって不幸であったことも間違いない。
 この映画を観る限りでは、自分のことだと考えたらとてもやりきれないけれど、やはり彼のたぐいまれな才能は、彼のたぐいまれな不幸によって培養・錬磨されたように思える。
 大成功の明るさはないが、全体として暗すぎるような映画でもない。登場する俳優の良さのお陰もあって、結果としてとても良い映画作品となっている。

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