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北米東海岸クルーズ (20)

ハリファックス/カナダ・ノヴァスコシア州
ハリファックス-1 シタデル
 アメリカ・メイン州バーハーバーの翌日は、カナダ・ノヴァスコシア州の州都ハリファックスに入港した。昨日のバーハーバーからさほど離れていないのに、クルーズ船内の天気予報では15℃とかなり寒いとのことである。
 ハリファックスは、人口36万人で、カナダの大西洋海岸地域での最大の都市である。このあたりは、Photo_20200101061401 1497年にジェノヴァの探検家ジョン・カボットがケ―プ・ブレトン島を発見して以来、フランス人が移住して1605年にはアカディア植民地を形成したが、そののちニューイングランドにいたイギリス人が中部大西洋岸からアカディアまでをニューイングランドと主張・規定するなど、古くからフランス系とイギリス系の植民たちの接点であり、争い合った地であった。七年戦争(1756-63)でフランス・ケベック軍がイギリス・ニューイングランド軍に敗北し、1763年のパリ条約でケベックを含めてフランスはカナダの植民地を放棄し、イギリス植民地になった。こうしてイギリスにとってのカナダ地区最前線となったが、歴史的経緯からフランスの影響も強く残る土地柄である。
Photo_20200101061601  町全体はこじんまりしていて、すべて歩いてまわれそうだが、昼過ぎごろの到着とスタートが遅いこともあり、上陸後はまずハリファックス・シタデルまでタクシーで直行した。
 まもなくタクシーを降りて、入場券を購入した。65歳以上のシニアで1人600円ほどとかなり廉いのに感動した。
 入り口の門には、女性の衛兵が立っている。入って門の裏側で、やはり女性の衛兵がいたので、私たちは一緒に記念写真をとらせていただいた。
 ハリファックス・シタデルは、ハリファックスの市街を見下ろす丘の上に建設された五角形の要塞で、七年戦争まえの1749年に、ケベックからのフランス軍を防ぐ目的で、イギリス軍によって建てられたものである。結果としては、この地でのフランス軍との戦争は発生しなかったらしい。Photo_20200101061701
 日本の明治維新期の函館五稜郭は、これをモデルにしたとされている。
 五角形の高い堅牢な囲い壁のなかの中央に「騎士の館Cavalier Building」と呼ばれる建物がある。もともと兵士が単身で、あるいは家族と居住するバラックと呼ばれる宿舎であり、現在は1階に受付事務所・映像展示室など、2階にはハリファックスの軍事博物館がある。
Photo_20200101061901  受付に申し込んで、説明付きのツアーに参加した。説明員の女性は、白人だが小柄な人で、巻き舌の早口で勝気そうにしゃべる。大砲のある場所では、この大砲はライフルのない旧式砲で、現在でも正午に時報として紙の空砲を打つこと、掲揚されている軍旗は、カナダ軍旗とハリファックスの軍旗の両方が掲げられていること、1917年12月6日のハリファックス大爆発のときは、市街地が全焼したその火がこのシタデルにも飛び火して、火薬庫の大量の黒色火薬が爆発し、シタデルの過半が焼失するという大事件であったこと、などを教えてくれた。Photo_20200101061902
 この施設の外壁は高い石壁だが、外側はなだらかな傾斜の草地となっていて、敵が駆け上って勢い込んでシタデルに入ってくると、急峻な内側の高い壁から墜落するようにしていること、そして18世紀につくられたシタデルの学校の中も案内してくれた。18世紀のシタデル周辺の青少年は、この学校で初等教育を受けることができた。私たちも、先生役の説明員の指示で、スケッチブックほどの大きさの黒板を銘々に配られ、自由にチョークで絵を描け、と求められた。全員の内から2点ほどの「優れた作品」はチョークを消さずに教室の壁に展示された。
 ツアーのあと、私たちは城郭の周囲の壁の上の尾根道を歩くことができた。全方向に、ハリファックスの旧市街と海を見下ろすことができる。また、衛兵の射撃の実演を見学することもできた。空砲だそうだが、射撃の音はしっかり大きなものであった。
 衛兵の交代も見た。ここでは男性の衛兵も、女性の衛兵も、おなじように勤務しているようだ。

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