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伊藤詩織さんの裁判に対するメディアの態度への違和感

社説 伊藤詩織さんの裁判 性被害者を守れる社会に
              毎日新聞2019年12月27日 東京朝刊
  ジャーナリストの伊藤詩織さんが性暴力を受けたとして、元TBS記者の山口敬之氏を訴えた民事裁判で東京地裁は山口氏に賠償を命じた。 
 判決は、深酔い状態で意識のない伊藤さんに対し、山口氏が合意のないまま性行為に及んだと認定した。
 伊藤さんは準強姦(ごうかん)容疑で警視庁に告訴したが、東京地検は不起訴にした。検察審査会も不起訴を相当としたため、民事裁判を起こしていた。
 厳密な立証を求める刑事事件と異なり、民事裁判は当事者双方の主張を聞き、より信用性が高い方を採用する。判決は、伊藤さんの主張の方が信用できると判断した。山口氏は控訴の意向を示した。
 伊藤さんは山口氏に就職の相談をしていた。地位や関係性を利用した性行為は人権を踏みにじるものだ。
 2017年に伊藤さんは記者会見して被害を訴え、著書を出版した。性暴力を巡る社会の認識や司法の問題について見解を発信してきた。
 同時期、米国から広まった性被害告発の「#MeToo運動」は、日本にも波及した。性暴力に抗議する「フラワーデモ」も拡大している。
 伊藤さんの行動は、こうした動きを勇気づけた。判決も、伊藤さんの会見や著書を「性被害者を取り巻く法的、社会的状況を改善しようと公表した」と公益に資すると認めた。
 一方で、伊藤さんは被害を訴えた後、インターネット上や右派系雑誌で数々の中傷を浴びてきた。
 日本では性暴力について、被害者にも落ち度があるとの偏見が根強くある。社会の目や人間関係を気にして声を上げられず、心に深い傷を抱え込んで生きる被害者は多い。
 内閣府の調査では、女性の13人に1人は無理やり性交された経験があり、6割は誰にも相談しなかった。
 山口氏は判決後の会見で、別の性被害者が「本当の被害者は会見で笑ったりしない」と話していると述べた。被害者に沈黙を強いる発想だ。
 性被害者が守られる社会を築くには、相談しやすい環境の整備が欠かせない。何より社会の無理解をなくしていく必要がある。
 今回の件で山口氏には逮捕状が出たが、執行されなかった。伊藤さんはこの点を問題視している。山口氏は安倍政権と近い関係にあったとされる。経緯の検証も求められる。

 一見、人権尊重の立場からのもっともらしそうな記事に見えるが、冷静に眺めると、かなり強い偏見あるいは独りよがりに満ちた記事である。
 第一点目は、この新聞社のわが国の刑事訴訟に対する偏見あるいは軽視がある。この記事でもいう通り、東京地検に加えて検察審査会も立件しなかった案件である。日本が法治国家であるなら、本件の山口氏は無罪と認定が確定された人物である。それを、後日民事訴訟で「損害賠償」の判決が出たということだけで、しかも控訴があり確定していない案件なのに、まるで山口氏の準強姦が有罪であるかのような記述は、正当なメディアのものとしては、きわめて危うい、むしろ予断と偏見に満ちたものと判断せざるを得ない。わが国が中国や韓国などのように、法律を蔑ろにする国家だと言いたいのだろうか。もしそうなら、中国や韓国などの現実を、わが国の現実と公平に比較して、どのように評価しているのだろうか。
 第二点は、このメディアの予断と偏見がそれだけにとどまらず、「山口氏は安倍政権と近い関係にあったとされる。経緯の検証も求められる。」と、強引にこのメディアが一方的に忌み嫌う安倍政権への攻撃にこじつけていることである。「検証も求められる」根拠が、「あったとされる」という未確認で無責任なひとごとに過ぎないのである。なんでもかんでも安倍批判と、まるで一向に国民の支持を得ない一部の野党や、ヤスモノのテレビ・コメンテーターの疑惑捏造のような報道姿勢は、到底まともな報道機関とは考えられない。
 毎日新聞も、ここまで落ちぶれたか、とおもってしまうような記事である。

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