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「ハマスホイとデンマーク絵画」東京都美術館 (1)

「日常礼賛」
 上野の東京都美術館に「ハマスホイとデンマーク絵画」を鑑賞した。
 私は北欧の絵画については、ムンクなどを少し知るのみで、ほとんで観たことがないので、良い機会だと思いこの美術展を観たのであった。Photo_20200527060701
 ここでは、前半で19世紀前半から19世紀末ころまでのデンマーク絵画を展示して、デンマーク絵画黄金期とされる19世紀前半の主だった画家を中心にデンマーク絵画の動向を先ず示し、それを受けて19世紀末から20世紀初頭に活動したハマスホイの作品を続けて展示するという構成である。
 第一部は「日常礼賛」というタイトルで、デンマーク絵画の黄金期の作品を16点ならべている。
 この時代の代表的な画家のひとり、クレステン・クプゲの「自画像」(1833)がある。若いころの自画像なのかまだ幼さを残す風貌で、若さと活気、エネルギーに満ちている。もう一つのダンクヴァト・ドライアの「自画像(1838)は、とても静的かつ理知的な雰囲気で、鋭いまなざしが印象的で、クプゲの自画像とは対照的である。
 肖像画としては、クレスチャン・アルブレクト・イェンスン「マティーアス・フリース・フォン・イアウンス=ベアウの肖像」(1824)は、ドレスデンのデンマーク大使を描いたもので、わずかに上がった口角から巧みに温かみと社交性をうかがわせている。
Photo_20200527060601  後で登場するハマスホイが愛着を持っていたというコンスタンティーン・ハンスンの「果物籠を持つ少女」(1827)がある。色数を少なめに、古典的な硬いタッチで描かれた絵で、少女の黒目勝ちの真摯な眼差しが世俗的であり、かつ印象的である。
 ダンクヴァト・ドライアの「ブランスー島のドルメン」(1842)は、デンマーク人が神秘性を感じて崇敬する巨石記念物を描いたもので、デンマーク人のナショナリズムの一部を表わしているという。画面の印象は、ノルウェーのムンクの絵画にも共通するものがあるように思う。

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