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John P.Carlin "Dawn of the Code War"(23)

第4章 Qassam Cyber Fighters
4.1.イランのサウジアラビア駐米大使暗殺未遂事件
 2011年春、イランはアメリカに対してCyberattackをする前に、リアル空間での攻撃をしかけようとした。なんとワシントンDCのイタリアンレストランという全く意外な、大胆な場所で、サウジアラビア駐米大使を爆殺しようという計画なのであった。
 この計画を知らされたアメリカ政府は、FBIでさえその現実離れした計画に懐疑的であった。たしかにイランは暴力テロの常習者であるが、それはイスラエルなどに対してであり、アメリカとの戦争を引き起こしかねないこのような計画を、よもや本気で考えているとは推測が難しかった。いわゆるレッドラインを越えることはないだろう、というある意味希望的観測である。しかしオバマ政権になってからアメリカ政府の考え方は大きく変わった。当初は諜報機関でさえ本気にしなかった核開発でさえイランは現実に着手したのである。アメリカ国内のテロもあり得ると考えるべきだ、というのがオバマ政権の思考であった。
 果たして空港で確保・逮捕した容疑者は、計画の存在と実行の意思とを自白した。
 この事件はCyberの案件ではなかったが、我々は大きな教訓を得た。たとえCyberattackの場合でもFBIとしては重大な結果をもたらすかも知れない案件に対しては、希望的観測かも知れない疑惑があったとしても毅然と正面から対決しなければならない、ということである。しかも、国際的な案件は、多国的に連携・協力して対処し、相手を国際的に孤立させなければならない。

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