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出水千春『吉原美味草紙 懐かしのだご汁』ハヤカワ文庫

 吉原美味草紙シリーズの第二作目である。今年の春にシリーズ第一作を読んで、その続編となる。これまでと同様に、しっかりした時代考証、物語の構造設計、情景描写、丁寧な心理描写、そして読みやすいテンポの良い文章で、あっという間に読み終えることができて、とても印象が良い。
 これからシリーズを展開するときに、物語の軸である主人公の個性をもう少し戦略的に設定して表現するのが良いかも知れない。意外にも剣術の達人で、人一倍おせっかいな、料理の道を究めることに精進する若くて行動的な女性、ということだが、そういう優等生的なプラスの側面に加えて、なにか心の奥に抱えている影の部分が、隠し味としてたとえほんのりとでも秘められているほうが、シリーズが重なるにつれてその変化や成長に期待することができて、物語に深みと期待がひろがるのではないだろうか。影の側面といっても、重すぎず読者の共感を得やすいようなものが望ましい。
 素人の気ままなおせっかいで、恐縮ではあるけれども。

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