2021年1月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            
フォト
無料ブログはココログ

« 「見えてくる光景」アーティゾン美術館(下) | トップページ | John P.Carlin "Dawn of the Code War"(36) »

John P.Carlin "Dawn of the Code War"(35)

第7章 The Guardians of Peace
7.1. SONY PicturesへのCyberattack
 2014年11月に発生した北朝鮮によるカリフォルニア・ハリウッドのSONY Picturesに対するサイバー攻撃は、意外なものであり、結果としてはアメリカのCyberattack全般への対抗の仕方を確立する契機となった。このころまでに、アメリカ政府がイラン、中国、ロシアなどからさまざまなCyberattackを経験して、対処の仕方にようやく習熟してきたという背景もあった。
 2014年11月21日、SONY Picturesの2人の会長Amy PascalとMichael Lyntonは唐突に「SONY Picturesから甚大なダメージを蒙ったので賠償金を請求する。応じなければ爆破する」という電子メールを受け取ったのであった。差出人は「平和の守護者Guardians of Peace: GOP」を名乗っていた。そして翌日には、SONY Pictures全社のネットワークがフリーズしていた。コンピューターの画面には、不気味な赤い髑髏が表示され「すでに機密情報を獲得している。言うことを聞かなければ、すべてを世界中の公衆の面前に晒すことになる」と書かれていた。ただ、どのくらいの金額を要求しているのか、なぜSONY Picturesがターゲットにされたのか、などは不明のままであった。SONY Picturesは全従業員にコンピューターをオフラインにさせ、電話もタブレットも社内のネットワークから分離した。混乱はあったが、パニックにはならなかった。報道陣に対しては、これは1日のことであり、ITの問題だ、と説明した。
 しかし事態は悪化していた。3分の2のサーバーは破壊され、ほとんどのコンピューターは止まり、莫大な量のデータが明らかに盗まれていた。従業員に不安が走った。29日には「これから100TBにものぼる奪ったデータをオンラインに公表する」というメールが届いた。流出した情報には、従業員やその家族の個人情報、従業員の相互間の電子メール、会社役員の報酬の情報、授業員の査定内容・給与、それまで未公開であったソニー映画のコピーやその他の情報が含まれていた。

人気ブログランキングへお気に召せばクリックください

« 「見えてくる光景」アーティゾン美術館(下) | トップページ | John P.Carlin "Dawn of the Code War"(36) »

美術」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 「見えてくる光景」アーティゾン美術館(下) | トップページ | John P.Carlin "Dawn of the Code War"(36) »