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John P.Carlin "Dawn of the Code War"(41)

第8章 Black Vine
8.3.中国との折衝と成果
 2015年オバマ大統領と習近平主席の最初の首脳会談に備えて、中国は大人数の代表団をアメリカに送り込んできた。彼らは、ホワイトハウスのサイバーセキュリティー・コーディネーターMichael Danielと会談したが、形式的ものに終始して進展はなかった。しかし、彼らの帰国前日の夜、彼らから突然追加的な会合を提案してきた。翌朝6時30分から帰国に発つというきわめて切羽詰まった真夜中の打合せであったが、かなり実質的な内容のある議論ができた。彼らは、これをもとに首脳会談で署名すべき合意書の草庵をつくった。
 その9月、中国で初めてハッカーが中国国内で逮捕された。
 2015年9月25日、オバマ大統領と習近平主席の会談が行われた。オバマ大統領は、サイパー問題にかんする懸念を提示し、中国とともに真剣に解決に取り組む必要を訴えた。習近平は、中国政府の関与は引き続き否定したが、アメリカとともに解決に努力することには合意した。著者などFBIをはじめアメリカのサイバー問題担当者は、首脳合意に懐疑的であった。しかしその後、中国は実際に国家が関与して中国の経済的利益を目的とするアメリカ民間会社へのCyberattackをすることは控えるようになった。これは合意内容を狭く解釈するならば合意を遵守していることになる。完全・十分ではないが、かなりの進歩というべきものであった。

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