高槻芥川 こいのぼりフェスタ1000
「昭和の日」の祭日に高槻芥川桜堤公園で、恒例の「こいのぼりフェスタ1000」が開催された。「恒例の」とは言うものの、コロナ騒動で2年間のブランクがあり、3年ぶりの開催である。
タイトルの「こいのぼりフェスタ1000」は、1000匹の鯉のぼりが春の空に舞うことを意味するという。数えたことはないが、じゅうぶん多数で見応えがあるのはまちがいない。
1週間前から鯉のぼりは掲揚され、ずっと好天続きであったのに、肝心の催しが開催される日に雨天の心配が発生した。前日の快晴から天気は下り坂となり、雨天の予報まで出ていた。幸い当日になってみると、午前中は雨が降らないだろうという予報に変わり、ともかく午前中の催しに参加しようと、家人と出かけた。
午前10時から高槻市長挨拶にはじまり、高槻市消防音楽隊、高槻市少年少女ジュニアバンドのブラスバンド演奏が続いた。
河川敷の開放された舞台で演奏されるので、反響がなく音が分散し、せっかくの演奏ながらいささか迫力に欠けるのはいたしかたないのだろう。また、アナウンスの拡声器の機能が不足なのと、マイクで話すことに不慣れなヒトが小声・早口で話すので、団員の紹介や演目の紹介などのアナウンスが聞き取りにくい。このようなアマチュアによるアナウンスについては、ごく短時間でも事前にアナウンスのレッスンを準備できないものか、と思った。
そのあと「Y lockers」という市民グループのダンス、小学生の「キッズロックダンス」が続く。そして「Studio Laugh」という市民グループのダンス、「DANCE FACTORY」という小学生を含む若い女性中心のグループのストリート・ダンスが続けてあった。
ダンスも、上手なダンサーは年齢にかかわらずいるものだと感じた。最近は、このようなモダン・ダンスやロック・ダンスが、若い人たちの学校のクラブ活動や習い事で人気が高いそうだ。
そして午前最後のプログラムとして、これも恒例となっている高槻市内にある大阪府立芥川高校の和太鼓クラブによる和太鼓演奏があった。
大小各種の太鼓による太鼓のみの合奏、笛を加えた太鼓演奏、そして最後には三味線と太鼓の合奏があった。三味線はエレキ型なのだろうと思うが、ただ一人なのに音量も演奏技術も素晴らしかった。太鼓は、音量がじゅうぶんであるためか、このような河川敷での演奏ではやはり花形である。今年の和太鼓演奏にも、すっかり感動した。
« 杉山大志『亡国のエコ』2023.2 | トップページ | 佐倉散策(1) »
「文化・芸術」カテゴリの記事
- 2024年度高槻こいのぼりフェスタ(2024.05.16)
- 2023年七月大歌舞伎 松竹座(2023.07.12)
- 「知の大冒険─東洋文庫」展 京都文化博物館(7)(2023.07.11)
- 「知の大冒険─東洋文庫」展 京都文化博物館(6)(2023.07.10)
- 「知の大冒険─東洋文庫」展 京都文化博物館(5)(2023.07.09)
コメント