MINERVA2023展覧会 京セラ美術館(6)
「弥勒龍」宝香
「弥勒龍」宝香という不思議な印象の仏画?がある。
これも、展示作品の前に作者の宝香(ほうか)さんがおられて、少しお話しを聞いた。
宝香さんは、千葉県香取市で生まれ育ったので、香取の「香」をとって「宝香」の銘で作品を創作しているという。
今回展示された作品は、東日本大震災と、さらに最近日本を襲ったコロナ騒動に動機を得て描かれた。下方を占めているのは、地震など災害を連想させる暗い紺の荒波、その上にかならずしも「日本的」でない容姿の仏様が日本的な龍に護られ持ち上げられ、明るい空と光に向かって飛び立つ様子が描かれている。
現在宝香さんは、仙台を拠点として寺院の仏画を、現代的感覚で制作されているそうである。
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