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エゴン・シーレ展 東京都美術館(2)

シーレの進化の時代(上)
Photo_20230518054501  アカデミーの制約を離れたシーレは、展覧会の刺激で創作意欲を駆りたてられ、自由を謳歌するかのように、自らの創作の枠を大きく飛躍させることを目指して、精力的に試作を繰り返した。
 このころの作品に「装飾的な背景の前に置かれた様式化された花」(1908)がある。この作品には、クリムトからの影響が強く感じられる。正方形のカンヴァスや背景に金や銀を用いる手法は、明らかにクリムトのものであり、絵画の装飾性、平面性を高める効果を果たしている。中心に据えられた花と葉も、大胆な色面で表わされ、シーレの以後の作風を先取りしている。ほんの少し前の「毛皮の襟巻をした芸術家の母(マリー・シーレ)の肖像」との絵画のイメージの変貌は、実に顕著である。Photo_20230518054502
 このころ、クリムト以外にシーレに影響を与えた画家にコロマン・モーザーがいた。コロマン・モーザー(1868 - 1918)は19世紀末から20世紀始めにウィーンで活躍したデザイナー、画家であった。絵画、インテリア、家具、ステンドグラス、本の装丁、ポスター、ファッションデザインなど多彩な分野で活躍し、この展覧会では「万能の芸術家」と紹介されている。ウィーン分離派をクリムトとともに創設し、機関誌『ヴェル・サクルム』のデザインを担当した。1903年にはウィーン工房を設立した。
 コロマン・モーザーの絵画作品のひとつ「キンセンカ」(1909)が展示されている。この作品のように花をモティーフとする装飾的な作品も得意としていた。

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