京都国際写真祭2023(7)
【2】堀川御池ギャラリー
レオナール・ブルゴワ・ボリュ the liquid bodies
レオナール・ブルゴワ・ボリュは、フランスのパリとスリジエという町で活動する前衛アーティストである。アイデンティティの問題に関心を持ち、ヒトの顔、身体、時間、記憶などをテーマに、実験的な作品を制作している。事故や偶然などをも取り入れて、常に変化し続ける現実の姿を可視化することを目指している。
たとえばアナログ写真を撮り、その上に独自に調合した薬品を塗り付ける。その薬品は、乳剤から表現される画像の定着を阻害する。こうして写真の物質性を解体すると、オリジナルの「ネガフィルム」に封じ込められていた形は、別の形に変化する。予想外の反応もあり、流動的な絵画的な作品ができる。私たち人間の記憶も、ディテールはやがて失われるから、ある意味自然なことでもあるといえる。こうして、液体のように変化する作品ができる。
この他にも制作技術として、ベントやソラリゼーションもよく活用するという。
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