秋の東北旅行(2)
新発田付近の白鳥飛来
北陸自動車道を北上し、磐越自動車道と交わる新潟中央ICを過ぎると、高速道路の名が日本海東北自動車道と変わる。この高速道路は未完成で、現在は村上市の朝日地区までのごく短い間しか通じていないが、その入口付近は阿賀野市である。このあたりから、新発田市にかけて、田んぼに毎年冬になると、野生の白鳥の群れが飛来する。新潟県全体では毎年10月頃から3月頃にかけて15,000羽もの白鳥が中国北部やロシアなどの北方から飛来するのである。
はじめて野生白鳥の飛来が観測されたのは、昭和25年(1950)であった。その後、昭和29年(1954)吉川重三郎(通称白鳥おじさん)が、日本で初めて野生のハクチョウの餌付けに成功した。この年「水原のハクチョウ渡来地」として国の天然記念物に指定された。平成20年(2008)には湿地の生態系を守る国際条約であるラムサール条約の登録湿地に指定されている。
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