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「少女たち-夢と希望・そのはざまで」展(15)

安藤義茂の「刀画」
Photo_20231118055801  安藤義茂(あんどうよししげ、明治21年1888~昭和42年1967)は、愛媛県松山市に生まれた。東京美術学校西洋学科(現、東京芸術大学)に明治41年入学した。昭和2年(1927)第8回帝国美術院展覧会に初入選した。昭和15年(1940)関西居住の文展系画家である太田喜二郎、赤松麟作、新井完、坪井一男、野平上らと華畝会を組織した。
 昭和18年(1943)ころ、水彩をもって油彩画の効果を得ることを目的として、「刀画」の技法を独自に創案した。戦争の激化により、油彩に必要な油絵具の入手が極度に困難となったためであった。
 安藤義茂「二人」(1950)が展示されている。この作品は、戦後の制作と思われるが、すでに安藤義茂の特徴・得意技となっていた「刀画」で描かれている。水彩で描いた画面の表面を、刀で意図的に荒らして、油彩のような質感と量感をもたらすというものである。
 また、この絵は、見てすぐにわかるように、ルオーの画風が強く影響していると思われる。日本の西洋画としては、かなりユニークな作品だと言えよう。

 今回の展覧会には、計121点の作品が展示されている。私の鑑賞能力のキャパシティからみてギリギリである。正直なところ、来場して鑑賞してみるまでは、この展覧会にあまり期待していなかった。しかし実際に鑑賞してみると、想定していたよりはるかに興味深く、いつもように草臥れるものの楽しいひとときとなった。以上に書いた作品の他にも、作者不詳ながら素晴らしい作品もいくつもあったし、書ききれないだけの秀作も多々あった。

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