秋の東北旅行(3)
荒川峡と鷹の巣吊り橋
日本海東北自動車道の荒川胎内ICを出て、国道113号線で東に行くと、景観はそれまでの平野と田園から、山岳と森林とわずかの田園へと大きく変化する。このあたりは、とりわけ過疎化が進んでいる地区であり、また最近は線状降水帯による集中豪雨の被害で、数少ない民家から住人に大きな被害が出たという。復旧に時間を要して、最近ようやく原状に戻りつつあるというが、厳しい環境である。過疎化が進み、産業が期待できない地区なので、行政としても支援が難しいのは理解できる。
関川村から山形県小国町までの約20kmに渡って続く荒川峡もみじラインと呼ばれる紅葉の名所がある。渓谷のなかの観光スポットとして鷹の巣吊り橋があり、ここでバスから降りて、渓谷を観る機会をえた。ただ、令和5年は吊り橋工事中のため、吊り橋の外観が「工事中」の養生姿となるとともに、通行が制限されている。実際、この橋を渡ると、吊り橋特有の揺らぎに加えて、底板のギシギシという軋み音が聞こえる。少し危なっかしい雰囲気である。
この鷹の巣吊り橋付近は、新潟県景勝100選に指定されていて、清流荒川、山々の紅葉、さらに風情のあるつり橋を一緒に眺められる絶好の観光スポットであるという。しかし今年は橋の工事中に加えて、今年の夏の猛暑を受けて、紅葉が順調でなく、紅葉になりきる前に葉が枯れる樹木が多いという。
このあと、山形県かみのやま温泉に移動して、1泊した。
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