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「少女たち-夢と希望・そのはざまで」展(13)

中西利雄の不透明水彩画
Photo_20231116055501  中西利雄(明治33年1900~昭和23年1948)は、東京都に生まれた。日本中学校を経て、昭和2年(1927)東京美術学校西洋画科を卒業した。1920年代、日本水彩展、光風会展、帝展などに参加し、昭和3年(1928)にはフランスへ渡った。翌年、大学同期の小磯良平とともにヨーロッパを巡回し、サロン・ドートンヌに多数の作品を出品して入選を果たした。昭和6年(1931)日本へ帰国し、昭和9年(1934)第15回帝展に「優駿出場」を出展して特選を受賞した。昭和11年(1936)小磯良平・猪熊弦一郎らとともに新制作協会を結成した。
 「赤いスカーフ」(昭和13年1938)が展示されている。
 この作品が大きな注目を集めたのは、不透明の水彩絵具(グワッシュ)の採用であった。それまで日本で使用されていた水彩絵具は、重ね塗りができない透明水彩絵具であった。この作品では、不透明水彩絵具を導入して、その明確な特徴を際立たせて、それまでにないコントラストを表現している。描かれた女性の眼力も強く、肌の白さも強い光を跳ね返している。なにより、衣服の原色がまぶしい。
 この作品は、日本で描かれたのだろうが、木の椅子に堂々と座る女性、その意志の強そうな表情、室内とは思えないような強い光の表現など、ヨーロッパ留学中のモチーフによるものと推測される。

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