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竹内栖鳳展 京都京セラ美術館(7)

旅に出る栖鳳
 栖鳳は、日本画の古い起源に関わる地として、中国を2回訪れて、多くの写生をした。Photo_20240210055501
 そして帰国してからも、中国のイメージを探したという。そして彼が頭の中で理想化できる風土に近い場所として、蘇州の風景を連想させる潮来を見つけ出して、好んで潮来の風景画を描いたという。
 「潮来小暑」昭和5年(1930)がある。
 小暑というのは、梅雨が明けて本格的な夏がはじまる少し前のころを言う。栖鳳が蘇州に似た地と思ったこの地には、少なくとも4度訪れたという。栖鳳がそれまでに確立した、墨あるいは絵具の濃淡と擦れと明暗のグラデーションによる樹木の立体的表現、それを応用した投影法ではない独自の遠近法、風景画のなかに小さく、しかし要として描き込まれる人物と動物と舟、安らぎをもたらす茅葺屋根の控えめな家、など栖鳳が得意とする構図・技法がたくさん詰め込まれたという意味で、密度の高い作品である。そしてこの絵は、結果としてなんとなくポップに見えるのである。

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