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テート美術館展(5)

風景画の改革─ありのままの自然の表現をもとめて
Photo_20240224055001  ジョン・コンスタブル(1776~1837)は、自然を理想化するのではなく忠実に表現することで「これまで知られていなかった自然の特質」を表現できると考えた。そして画業後期に大作を多作し、イギリスにおける最も重要な風景画家のひとりとして名声を築いた。晩年には、自らを「革新者」と述べている。
 そのコンスタブルの「ハリッジ灯台」(1820出品)が展示されている。イングランド南西部エセックス州ハリッジの港で描いた下絵がもとになった作品である。自然のなかで油彩の下絵を描き、アトリエに帰って制作に反映させる、という方法であった。明るい陽光を浴びる灯台と、空の厚い雲が陸上に落とす暗い影とが、見事なコントラストを成している。白い絵具を散らすことで、水面のきらめきを表現する特徴的な表現も見られる。Photo_20240224055002
 コンスタブルのライバルとして名を馳せたのは、若き画家ジョン・リネル(1792~1882)であった。リネルは、光の効果に細心の注意を払いながらも、周囲の世界をできるだけ忠実に描写することをめざした。彼は、意図的に牧歌的な風景を避けたが、それは当時としては珍しいことであった。
 ジョン・リネル「風景(風車)」(1845出品)が展示されている。雲、動物、草木などの生々しいまでの丁寧な写実が目立つ。

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