2024年5月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
フォト
無料ブログはココログ

« 「シュルレアリスムと日本」展 京都文化博物館(1) | トップページ | 「シュルレアリスムと日本」展 京都文化博物館(3) »

「シュルレアリスムと日本」展 京都文化博物館(2)

2.衝撃から展開へ(上)
Photo_20240403060601  昭和7年(1932)年から翌年にかけて、ブルトン、エリュアールらと交友のあった詩人山中散生(やまなかちるう、明治38年1905~昭和47年1977)が「巴里新興美術展覧会」を開催し日本各地を巡回した。エルンストやマン・レイ、デ・キリコらによるヨーロッパのシュルレアリスム絵画が、わが国で初めてまとめて紹介されて、多くの若い画家たちが触発されることになった。戦後「具体美術協会」で一世を風靡、国際的にも高く評価されることになる吉原治良らも、早くからシュルレアリスムの影響を受けた。
 六條篤「らんぷの中の家族」(1933 年)が展示されている。
 六條篤(ろくじょうあつし、明治40年1907年~昭和20年1945)は、奈良県磯城郡多武峰村に生れた。大阪市立東商業学校を経て、天理外国語学校支那語科広東語部を卒業の後、郵便局長、さらに多武峰の談山神社神主を歴任した。「モダニズム短歌」を嗜み、青山霞村主宰誌「カラスキ」のほか、「短歌創造」「短歌建設」「立像」を経て「短歌と方法」の同人であった。油絵を描き、シュルレアリスムの作品を制作し、独立美術協会展に出品した。そのひとつが、この作品である。
 画面中央に赤い椅子があり、その上に火を灯されたランプがある。そのランプの周りには8人の家族らしい面々がランプを囲んでその火を眺めている。周りの景観には、空があり、太陽らしいものがあり、しかしその他のものは、樹木のような、ビルのような、壁のような、しかし正体が判然としないもろもろのものがランプと家族たちを取り囲む。正直なところ、なにを読み取れるのだろう、何を感じたら良いのだろう。

人気ブログランキングへお気に召せばクリックください

« 「シュルレアリスムと日本」展 京都文化博物館(1) | トップページ | 「シュルレアリスムと日本」展 京都文化博物館(3) »

美術」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 「シュルレアリスムと日本」展 京都文化博物館(1) | トップページ | 「シュルレアリスムと日本」展 京都文化博物館(3) »