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2024年度 第26回高槻ジャズストリート(下)

高槻ジャズストリート 5月4日
 4日は、まず、午後1時ころから高槻市立第一中学校グランドで「大阪大学 The New Wave」を聴いた。大阪大学にビッグバンドのクラブがあるとは知らなかったので、一度聴いてみたい、というのもあった。内容としては、かなりよく練習しているらしく、音もリズムもよく合っていて、心地よい演奏であった。とくにバリトン・サクソフォンなのか、あるいはもっと低音用なのか、とても大型のサクソフォンを演奏する女性奏者の落ち着いた演奏は、印象に残った。
 続けて他のビッグバンドも聴きたかったが、絶好の晴天で真昼の高温が過ぎて、直射日光に耐えがたくなり、室内会場に移動することとした。The-new-wave
 高槻城公園芸術文化劇場南館中スタジオでは「ミユキJAZZ(クアルテット)」「AniSound Technica(クアルテット)」「竹田利恵オルガントリオ」を聴いた。
 ミユキJAZZのヴォーカル ミユキさんは、スウィング感や声は良いが、英語の歌詞の発音が不明瞭なのが気になった。AniSound Technicaは、もっぱらアニメ・ソングをジャズにアレンジして演奏することをモットーとして活動している、という。たしかに今や「アニソン」は、「演歌」などと同様にひとつのジャンルを構成し、その勢いは演歌などをはるかにしのぐものとなっているようだ。演奏はジャズとしてみごとに成功していると思える。竹田利恵オルガントリオは、偶然からボンゴを追加して、クアルテットとして元気に演奏していた。
 つぎに近場で移動して、隣の太陽ファルマテックホールで、Dexter Goldbergのピアノを聴いた。フランス人で、フィアンセを同伴して来日し、京都でつい先日プロポーズして結婚を決めたばかりといい、そのフィアンセたるLouise Akiliとともに舞台に登場した。彼女はクラシックのピアニストで、Dexterはジャズのピアニストで、互いに相手の領域の演奏はできないのだという。ドビュッシー、ショパン、サティーなどのクラシック曲をまずLouiseが演奏し、そのあとDexterが同じ曲をジャズにアレンジして演奏する、という競演を披露した。最後はジュードという、水辺の踊りをテーマとしているという曲を、2人で交代で弾いたり、一緒に連弾したりして披露した。幸せ感で満たされ楽しいひとときであった。
Photo_20240514060001  この会場は入れ替え制なので、また会場を移動し、今度は南館サンシュレックホールに「篠原良知with Denys Irkha」の演奏を聴いた。
 このひとの演奏は、たしか去年も同じ場所で聴いた。良い声・広い音域・十分な声量で、ひとまず申し分ないのだが、プロの歌手としてはなにかひとつ足らない気がする。よくはわからないが、あるいは自分の声と技量に酔ってしまうのか、一方的な叫びのようになっているように思う。視聴者がいて、その相手がそれぞれ感覚と感情をもっていて、彼の歌を受けとろうとしている、その存在を意識してなんらかの配慮が必要なのかもしれない。言い換えれば、視聴者がその歌の世界に入れるような配慮が必要なのか、などと思った。
 高槻市には、昨年から高槻城公園芸術文化劇場が大幅に拡張され、1つしかなかった本格的劇場ホールが、民間企業の支援も得た拡張プロジェクトにより、大小あわせて5つに増えて、人気の演奏者を扱える場所が分散できるようになった。それにより混雑してもある程度なんとかみんな楽しめるようになった。お陰で今年も、高槻ジャズストリートを十分に楽しめた。
 あとひとつ、この度の高槻ジャズストリートで、ジャズのスタンダード・ナンバーとされる「Misty」を、たまたま3人の別々のヴォーカルで聴いた。私もこの歌は聞いたことはあると思うが、なかなかいい歌で、しかもこんなに多様な歌い方をしていいんだということを知った。私も練習して、歌えるようになりたいと勝手に思った。

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