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「女性画家たちの大阪」展 中之島美術館(25)

新たな時代の女性画家たち
橋本花乃
 橋本花乃(はしもとはなの、明治30年1897~昭和58年1983)渡月堂製菓の娘として大阪市天王寺に生まれた。14歳ころから北野恒富の内弟子となり、恒富門の雪月花星のひとりと謳われるまでになった。大正9年(1920)第2回帝展に「愛」で入選し、続いて大阪美術展覧会や白耀社展などに出品した。大正14年(1925)在阪女性画家13名による向日会結成に参加し、さらに先の大戦後も大阪女人社同人として、城田花乃の名で制作を続けた。
 「七夕」(昭和5-6年1930-31)が展示されている。
 おかっぱ頭の少女が7人、七夕の笹飾りを準備している。右隻の3人は墨をすり、短冊や飾りを笹につけている。中央付近の少女たちは吹き流しを選んでいる。年恰好や容姿が似通っている少女たちは、鮮やかな着物の柄で描き分けられ、明るい画面をつくっている。七夕を迎える喜びと楽しさが伝わってくる作品である。この絵は、帝展落選であったが、高い人気を得ているそうである。

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 今回の展覧会を観て、あらためて明治から昭和にかけて大阪での女性画家の活発な活動を知った。まずは、大阪だけでこんなに多数の女性画家がいた、という事実に感動した。また、時代的慣習や傾向も影響してか、女性画家はほとんどの作品が女性を描いていることにもいささか驚いた。現代とは違って時代の社会的制約も大きかったと思うが、絵画に対する強い意志と熱意と実行力には、敬意を禁じ得ない。充実した鑑賞であった。

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