亀岡市散策(8)
丹山酒造
本町から東側に行くと旅籠町があり、旅籠町の東端から少し南下した呉服町のすぐ東側に、地酒の酒蔵「丹山酒造」がある。
さっそく店内に入ると、ここは酒造と販売をあわせて行う店で、営業責任者の若い女性が利き酒を勧めてくれた。それを諾けると、ずっと店の奥まで案内されて、荷造りの部屋の前を通って突き当りのコーナーに座り、このお店の紹介ビデオを見ながら6種ほどのお酒を味わった。
ここの主人の娘さん2人のうち、お姉さんが営業責任者で、妹さんがまだ二十歳を過ぎたばかりの若い方だが、杜氏を勤めて修行中だという。紹介ビデオは2年ほど前に、その杜氏を勤めるお嬢さんが、はじめて純吟醸酒を醸造したときの様子を撮影したものであった。この方は、小学生のころから家業をぜひ継ぎたいと志を立て、ときには桶や樽など重いものをも担がなければならない厳しい仕事を懸命に励んでいる。良い後継者を子に持って、主人も幸せだと思った。【完】
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