亀岡市散策(5)
城下町散策
城下町の景観を、江戸時代寛政年間(1789~180)の城下町絵図をもとに、亀岡高校日本文化コースの学生が1998年に制作した立体模型が亀岡市文化資料館に展示されている。
この絵図を参考にしながら、散策した建物などについて簡単に記す。
形原神社
お城の南側少し西手に大手門があった。この大手門にむかってすぐ右の東に形原神社がある。江戸時代中期の寛延元年(1748)形原松平信岑(のぶみね)が丹波篠山からこの亀山藩に入封した。この松平信岑以下の歴代藩主を祀る神社として、明治13年(1880)に旧藩主を偲んで創建されたのがこの神社である。
正面に唐破風(からはふう)を設けた重厚な門と、透き塀に囲まれた一間社流造(いっけんしゃながれづくり)と、銅板葺の本殿大棟の鬼板など随所に「八丁子」の紋がある。これは形原松平家の家紋である。手水覆屋の鬼瓦には、まるに「利」の字の紋がみられるが。これも松平氏の家紋である。
この場所は、亀山城の三ノ丸の亀山藩の政務を行っていた御館(おやかた)と呼ばれた藩庁のすぐ南にあたっていた。
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