談山神社紅葉見物(1)
秋の快晴の日、家人と奈良多武峰の談山神社に、紅葉見物に出かけた。
今年は残暑が厳しく、10月の後半までは夏の名残が続き、11月も後半に入ってようやく涼しくなった。ただ気温の降下がかなり急速であったので、遅れていた紅葉の見ごろのネット情報が始まると、紅葉の見ごろも早く過ぎ去るのではとの懸念と、急速に下がった気温から紅葉の鮮明さへの期待とから、いささか気が急いて紅葉見物に赴いたのであった。
鉄道の桜井駅から談山神社まではバスで30分程度だが、1時間に1本以下の頻度である。早めに家を出て桜井駅に着くと、早くもバス乗車の待ち行列ができていた。紅葉シーズンとあって、バスは同じ時刻ながら増発していて、2台が同時にバス停に来た。私たちは1台目で幸い着席できたが、立っている乗客も混雑して、ほぼ満員であった。
江戸時代の三間道路くらいの幅(5メートル余程度)の道が続き、対向車とすれ違うことが難しい場所もあり、ときどき停車する。道幅の狭い道路で緩やかな上り坂が続く。
談山神社に近づくと上り坂が急になり、ようやくバス停に到着した。まだ午前10時過ぎだが、早くも帰り路に向かうバス乗客が列をつくって待っていた。
談山神社は、案内パンフレットや案内マップがないので、バス停前の土産物のお店で神社への道筋を聴いた。ゆるやかな坂の小径をぐるっとまわって、神社の入口に着いた。
入口に境内の案内図の説明板が建っているのが貴重な情報源である。入場受付所で入場料を支払うと、靴を脱いで上がるときの靴入れのポリ袋をいただくが、入場券はないらしい。
談山神社は御破裂山の麓にあり、傾斜があって、入口から境内の全貌を見ることはできないが、とりあえず十三重塔とその手前の神廟拝所のまわりの木々を眺めることはできる。まだ紅葉は一部にとどまるようだ。
入場してすぐの場所で、神廟拝所と十三重塔を背景にして記念写真を撮るビジネスが営業していた。
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