談山神社紅葉見物(2)
総社拝殿
境内に入ってすぐ、ちいさな広場を挟んで神廟拝所の向かいに総社拝殿がある。
これは寛文8年(1668)、本殿の建て替えなど神社全体にかなりの規模で改築・改修が行われたときに造営された建築物で、重要文化財である。この談山神社の拝殿を縮小したような様式で、正面・背面ともに唐破風を備えた優美な風貌である。今は、布袋存(ほていそん)の木彫像が祀られている。
内と外の小壁には、狩野永納(かのう えいのう)が描いた壁画が残り「山静」の落款が見られるという。
総社本殿
総社拝殿をぐるりとめぐって背面に入ると、末社・総社本殿(重要文化財)がある。
これは延長4年(926)の勧請というから、起源は平安時代前期でとても古い。日本最古の総社と説明板にある。寛文8年(1668)談山神社本殿を造替した元の本殿を、寛保2年(1742)ここに移築したものとされる。
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