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ゴッホ展―巡りゆく日本の夢―京都国立近代美術館(3)

南フランスでのジャポニズム時代(上)
Photo 約2年パリに滞在したのち、1888年2月ゴッホは南フランスのアルルに移った。ゴッホは、南フランスを「フランスにおける日本」と思い込んでいたという。ゴッホがアルルに到着したとき、思いがけず一面の雪景色に遭遇した。その風景が、ゴッホが浮世絵でイメージしていた日本の景色に重なって「まるでもう日本人の画家たちが描いた冬景色のようだった」と深く感動したという。そこで描いた作品が「雪景色」(1888)である。通常の西欧絵画に比べると地平線がかなり高く配置され、すなわちかなり上から見下ろしたような視角に相当する。右上から左下に斜めに画面を横切るラインも特徴であり、これも浮世絵によく採用される基本構成法だという。Photo_2
 ゴッホはパリ滞在中から、ピエール・ロティの異国趣味小説『お菊さん』を熱心に読んでいた。ゴッホは日本を直接見聞したことが無かったので、小説から日本の雰囲気を探ろうとしたのだろう。その小説のなかで、お菊さんという少女が、夾竹桃の花と一緒に登場することがあったらしい。そんなことから、ゴッホにとって夾竹桃は普通より重要な位置づけにあったのかも知れない。「夾竹桃と本のある静物」(1888)という作品がある。夾竹桃の花は、生命のみならず感情までもっているかのように感じる。

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